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緑のハリネズミ印の
昭島市緑町の鍼灸院

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東洋医学の考え方 ― 六淫(ろくいん)とは?🦔

2025.04.09

こんにちは。昭島緑町鍼灸院の金久保です。
今回は、東洋医学の視点から「六淫(ろくいん)」についてお話しいたします。

「六淫」とは、外界の気候変化が過剰となり、体に悪影響を及ぼす6つの要因を指します。本来は自然界の正常な気候の一部ですが、体がこれらに対応しきれなくなったとき、体調不良や病気の原因となるのです。

六淫を構成する6つの要因
● 風邪(ふうじゃ)
風のように変化が激しく、体の表面(皮膚や筋肉)を侵しやすいのが特徴です。
主な症状:発熱、頭痛、悪寒、汗、関節痛、めまいなど。
他の邪気と結びつきやすく、影響を強めることがあります。

● 暑邪(しょじゃ)
夏の強い熱気が体内の「陽気」を消耗させます。
主な症状:のぼせ、喉の渇き、発汗、だるさ、気を失うこともあります。
熱中症の原因ともなりやすい邪気です。

● 火邪(かじゃ)
強い炎症や精神的興奮を引き起こす邪気です。
主な症状:発熱、口内炎、イライラ、不眠など。
体内の「陰」を傷つけ、内熱がこもりやすくなります。

● 湿邪(しつじゃ)
湿気が体に停滞すると、消化機能や気の巡りが低下します。
主な症状:重だるさ、関節痛、消化不良、下痢など。
特に脾(消化器系)に影響し、慢性症状につながることもあります。

● 燥邪(そうじゃ)
空気の乾燥が原因で、皮膚や呼吸器に影響します。
主な症状:乾いた咳、喉の痛み、肌の乾燥、便秘など。
特に秋に多く、肺を傷めやすいとされています。

● 寒邪(かんじゃ)
寒さが体を冷やし、気血の巡りを滞らせます。
主な症状:悪寒、腰痛、冷え、嘔吐、下痢など。
腎や下腹部を冷やし、慢性的な冷えや痛みの原因となります。

六淫と向き合うために
六淫の影響を受けやすいかどうかは、その人の体質や日々の生活環境によって異なります。体が弱っているときや気候が激しく変化するときは、特に注意が必要です。

東洋医学では、邪気に応じた漢方薬や鍼灸治療を用いて体内のバランスを整え、自然治癒力を高めることを重視します。たとえば、風邪には「解表薬」、湿邪には「利湿薬」、火邪には「清熱薬」などが使われます。

また、予防として以下のようなことも大切です。

・気候に合わせた衣服選び
・室内環境の調整
・季節に応じた食養生
・適度な運動で体力を保つ

昭島緑町鍼灸院では、地域の皆さまの健康をサポートするために、体質やお悩みに合わせた丁寧な施術を行っております。気になる不調や体調の変化がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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