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東洋医学 飲食の不摂生について🦔
2024.10.14
今回は、東洋医学における「飲食の不摂生」についてお話しします。飲食の不摂生とは、食事の取り方や飲食物の選び方が体のバランスを乱し、健康に悪影響を与えることを指します。この不摂生が原因で、さまざまな病気や体調不良が引き起こされると考えられています。
飲食の不摂生の影響
(1)過食・暴飲
過度の食事や飲酒は、脾胃(消化器系)の負担を増大させ、消化不良や気滞(エネルギーの滞り)、湿気の停滞を引き起こす可能性があります。これにより、肥満、倦怠感、消化不良、腹部の膨満感などが生じることがあります。
(2)偏食・不均衡な食事
特定の食べ物ばかりを摂取することや栄養バランスが偏った食事は、五臓六腑の調和を乱します。たとえば、過度に甘いものを摂りすぎると脾臓に負担がかかり、エネルギーの滞りや肥満、糖尿病のリスクが高まります。
(3)冷たい食べ物・飲み物の過剰摂取
冷たい飲食物は体の「陽気」(温かさ)を損ない、特に脾胃の機能を低下させます。これにより、消化不良、冷え性、腹痛などが引き起こされやすくなります。東洋医学では、消化器系は温かさを必要とするため、冷たいものの摂取は控えるべきです。
(4)過度な辛い・油っこい食べ物の摂取
辛いものや油っこい食べ物は、体内に熱を生じさせ、肝や胃に負担をかけます。これが原因で炎症、胃の不快感、口内炎、ニキビなどの症状が現れることがあります。
(5)食事の不規則性
食事時間が不規則であったり、食事を抜いたりすると、脾胃の働きが乱れ、消化機能の低下やエネルギー不足が生じます。不規則な食事は体内のリズムや気血の流れを乱し、体調不良の原因となります。
(6)暴飲暴食や食事制限
暴飲暴食は脾胃に大きな負担をかけ、湿気や痰の生成を促進し、肥満や循環器の問題を引き起こす可能性があります。一方、過度な食事制限や断食は、気血の不足を招き、免疫力の低下や疲労感をもたらします。
(7)化学物質や加工食品の過剰摂取
東洋医学では、自然の食材が体のバランスを保つのに適していると考えます。化学物質や加工食品の過剰摂取は、体内に「毒素」を蓄積させ、気血の流れを滞らせる原因となります。
健康を維持するために
東洋医学では、飲食の不摂生が体のバランスを崩し、五臓六腑に悪影響を与えると考えられています。健康を維持するためには、バランスの取れた食事、適度な量の摂取、体を冷やさない食事習慣が推奨されます。これにより、気血の調和が保たれ、体全体の健康がサポートされます。
当院では、鍼灸による治療だけでなく、患者さん一人ひとりに合った体の改善方法やカウンセリングも行っています。緊張した筋肉をほぐし、自律神経のバランスを整えるサポートをしていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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