お知らせNEWS
東洋医学 五味について🦔
2024.08.14
熱戦を繰り広げたパリオリンピックも終わりました。暦の上では秋となりましたが、猛烈に暑さ厳しい日が続きます。皆様いかがお過ごしでしょうか。緑のハリネズミ印の昭島緑町鍼灸院の金久保です。
今回は東洋医学の五味についてお話ししたいと思います。東洋医学において「五味」とは、五つの基本的な味覚のことで、それぞれが異なる臓器や経絡に影響を与えると考えられています。五味には、「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹(かん)」があります。それぞれの味は以下のような働きを持つとされています。
酸(さん)
酸味は肝臓と胆のうに関係し、収れん作用(引き締める効果)があるとされます。汗や体液の過剰な排出を防ぐ働きがあり、エネルギーを保つのに役立つとされています。
苦(く)
苦味は心臓と小腸に関連し、熱を取り除き、乾燥させる作用があるとされています。炎症を抑え、毒素を解毒する働きがあると考えられています。
甘(かん)
甘味は脾臓と胃に影響を与え、調和と緩和の作用があるとされています。エネルギーを補い、身体の気を養う働きがあるとされ、緊張をほぐし、体をリラックスさせる効果があるとされています。
辛(しん)
辛味は肺と大腸に関連し、発散と循環を促進する作用があると考えられています。気の巡りを良くし、冷えを解消する働きがあるとされています。
鹹(かん)
塩味は腎臓と膀胱に影響を与え、軟化と通便の作用があるとされています。硬化した組織を柔らかくし、便秘を改善する働きがあると考えられています。
これらの五味をバランスよく摂取することで、体の健康を維持し、病気を予防することが東洋医学では重要とされています。次回は五味の代表的な食べ物を紹介したいと思います。
昭島緑町鍼灸院では治療だけでなく、ご自身でできる体の改善方法、患者さんに併せてカウンセリングも行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。昭島緑町鍼灸院は緊張した筋肉を緩め、自律神経を整える鍼灸院です。
■ LINEからの予約も承っております♪
LINE登録はこちらから🦔